終活をはじめようと思うけれど、何歳から何をすればいいの?
終活やエンディングノートは必要な気がするけど、死を考えるなんて不安…という方も多いのではないでしょうか。
終活は、これまでの人生の棚卸しをし、よりよく生きるための活動です。
モノや資産を整理するだけでなく、残りの人生をどう生きたいか自分の気持ちを確認するきっかけにもなります。
家族や友人、大切な人との貴重な時間を笑顔で過ごせるよう、前向きな「生き支度」を始めてみませんか?

終活とは?

終活とは、「人生の終わりのための活動」の略です。
そう聞くと、「縁起でもない」「早く死んでほしいのか」と感じてしまう方もいるかと思いますが、決してネガティブなものではありません。
むしろ、これからの人生をよりよく生きるための前向きな活動です。
人生の最期を迎えるにあたって家族が困らないように準備をするだけでなく、残りの時間をどう過ごしたいのかを自らに問い、周囲に意思表示をする意味もあります。
「人生の棚卸し」や「人生の整理整頓」と考えると少し取り組みやすいかもしれませんね。
終活はなぜ必要なのか

終活は自分と自分の大切な人のための活動です。
終活を始める理由として多いのは「家族に迷惑をかけたくないから」。
人が亡くなると、短期間で多くの手続きをする必要があります。
健康保険や年金の資格喪失届や生命保険の申請、クレジットカードの解約、公共料金の名義変更など。
それに加えて、近年ではスマホやサブスクリプションの管理など「デジタル遺品」の課題もあります。
残された遺族は、悲しみの中その現実と向き合わなければなりません。
そのときに、情報が整理され、故人の意思がわかる状態であることが非常に重要。
手続きに必要な情報が足りないと、家中を探し回らなくてはならない事態に陥ります。
遺言書と違って法的な効力はありませんが、現実的な手続きにはエンディングノート(終活ノート)に必要情報をまとめておくことで、家族への負担を減らすことができます。
終活はいつから始めるものなのか

結論、終活はいつから始めてもいいものです。
始めやすいタイミングとしては、人生の節目のとき。
たとえば定年退職したとき、結婚したとき、子どもがうまれたときなどです。
私はいま30代ですが、両親が還暦を迎えたことと自分のライフスタイルの変化が重なったので、終活を始めるにはいいタイミングだと思いました。
年齢を重ねるごとに、実家の片付けや保険や口座などの手続きは億劫になります。
できるだけ元気なうちに、少しでも明るい気持ちで両親と一緒に終活ができたらいいなと考えています。
何からはじめたらいいかわからない場合は、エンディングノート(終活ノート)を書くことからやってみましょう。


