終活やエンディングノートはいつから始めたらいいの?
「まだ早いかな?」と感じる方も多いと思います。
しかし、終活を始めるのに早すぎるということはありません。
少しでも元気なうちに取り組む方がメリットがあります。
そこで、この記事では実際に30代の私が終活を始めた理由や体験談を紹介します。
終活に取り組むきっかけになれば幸いです。

【終活はいつから?】30代から終活を始めた3つの理由
先日こんなツイートをしました。
私が30代から終活を始めた1番の理由は、今だったら親の終活と自分の終活が一緒にできると感じたからです。
特に以下3つの理由が背中を押しました。
- 年齢や生活の節目を迎えたため
- いつ何が起こるかわからないため
- デジタル遺品が増えたため
詳しく説明しますね。
30代から終活を始めた理由 1. 年齢や生活の節目を迎えたため
終活を始めるタイミングとして多いのが、年齢や生活環境の変化、節目を迎えるときです。
私の場合は、両親が還暦、自分自身が35歳。
どちらも、改めてこれからの人生を見つめ直すとき。
車が好きな父は、人生最後の大きなお買い物として新車を買いました。
その背景にはこんな気持ちがあったそう。
「あと10年すれば70歳。まだ体力があるうちに妻と一緒に車で出かけ、好きなことのために仕事もがんばろう。」
このように、残りの人生を見つめ、自分らしくよりよく生きることを考えた結果です。
これも、広い意味での「終活」の一つだと思います。

30代から終活を始めた理由2. いつ何が起こるかわからないため
コロナに戦争。
まさか、こんな状況になるとは考えもしませんでしたね。
家族や友人に自由に会えることが当たり前でなくなり、人との距離は物理的にも心理的にも離れていきました。
私の体験談としては、祖母のお葬式に参列できなかったこと。
緊急事態宣言の影響で帰省ができず、1周忌法要はリモートで参加しました。
最期にちゃんと対面で会ってお別れができなかったので、少しモヤモヤが残っています。
また「おかえり」と顔を出すのではないかと、祖母が亡くなった実感がいまだにありません。
ただ、この経験は、終末期ケアや葬儀・お墓の在り方に興味をもったり、「親孝行は親がいるうちにしなくては」と考えたりするきっかけになりました。
30代から終活を始めた理由3. デジタル遺品が増えたため
「デジタル遺品」って聞いたことありますか?
インターネットが普及したことにより、スマホやPCの中には個人情報や写真など大事なデータがたくさん入っていますよね。
キャッシュレス決済、ネット銀行、暗号資産、SNSやブログ、サブスクリプションなど、実物がないデジタルの資産や契約が日常生活に増えてきました。
これは、家族でもお互いに知らないことが多く、亡くなったあとはどうしたらいいのかよくわからない分野です。
○○payやネットバンクの残高がそのままになってしまったり、死後も不要なサブスク料金を払い続けることになってしまったり、意外と困ることが多いもの。
そのため、生前にエンディングノートに契約しているサブスク情報を書き出す、スマホのパスワードを家族に共有できるように備えておくことが大事です。
ちょっとしたことですが、するかしないかで残された家族にかかる負担が大きくかわりますよ。

デジタル遺品のことはこの本で学びました。
何を残したいかと同じくらい、何を残さないかも大事だと感じます。
図やイラスト、事例紹介も交えて読みやすい本なので気になる方は見てみてください。
【終活はいつから?】30代や若いうちから始めるのがおすすめ
終活やエンディングノートはいつから始めたらいいの?まだ早いかな?と迷っている方に向けて、30代から終活を始めた私の体験談をご紹介しました。
少しでも元気で体力のあるうちに動き始める方がラクです。
親が還暦や定年などのタイミングで自分自身の終活を考えてみると、もっと親との時間を大切に過ごそうと思えました。
結果的に、親にとっても自分にとってもいいことばかり。
このタイミング始めてよかったなと思います。
エンディングノートに抵抗がある方は、親とのコミュニケーションを重視した「親ブック」が合うかもしれません。
やり方にこだわらず、家族や自分自身を想う気持ちを大事にして取り組んでみてください。
最後まで見ていただきありがとうございます。

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